第10話 海賊迎撃準備

「バーン バーン」


坂下達は、取り敢えず威圧の為に、派手な艦砲射撃をしている。


「随分派手にやってるね〜 僕達の出番、無いんじゃね?」


「ボス 流石にそれは、無いはずです。部下たちには、艦砲射撃は威圧程度で撃沈はさせるなと厳命してますので。」


「よかった〜僕の楽しみが無くなったら困るからね。」 


「ボス、そろそろ我々達も行きましょう。」


「了解。でも、仕入れるのに苦労したね〜過去一面倒臭い買い物だったよ。」


「はい、ですが昔より楽に、入手出来るように、なったんですよ。」


「嘘でしょ! 今より入手が難しいなんて、ありえない」


「普通、国家が持つ兵器ですから。犯罪組織が持つ代物ではないです。」


「ふーん それより、早く乗ろ!原子力潜水艦に!」


「ええ 私も少し楽しみです。核弾頭が数百発ある最新の原子力潜水艦ですから。」




へえ〜潜水艦に、初めて乗るけど意外に広いな。てっきり通路は、人一人が限界かと思ったが3〜4人が横になって歩いても余裕そうだ、値段が高いだけのことはある。


さて、ある程度ボスが乗ってる船は目星が付いている。

だから、ボスの船を海の下から奇襲だ!と思ったが、相手の中世みたいな木製の船だから潜水艦で攻撃したら簡単に木っ端微塵になってしまいそう。そしたら、巨大海賊軍団を傘下に入れて危ない貿易密輸・密入国で荒稼ぎする計画が頓挫してしまう、だから隙を見計らい船に侵入して説得脅迫して傘下に入れる予定だ。




「ボス そろそろ船の死角に入ります準備を。」


「はーい 侵入メンバーはいつも通りね」


「わかりました」




侵入メンバーは3人、僕とconqueror親衛隊、隊長の橘と副長の死神だ。

死神は橘が自分と境遇が似てるので拾って来ました、と言い橘が小さい頃から育てるいる。その連携は、まるで本物の親子だ。


あと説得の時に威圧感が欲しいから、ファンタジーとかに出て来そうな黒いマントを被って、でかい鎌を持っている、死神は適任だ。夜に見たら失神レベルだ。


なるべく無傷で傘下に入れたいな〜脅しに何人か死んじゃうかもしれないけど。

後、魔法も少し見てみたいな〜けど、僕達に対処出来なかったら、困るから辞めておこう。

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