【絆】

第4話

翔太「お~い、もーもちゃん?」


ん、、?誰かの呼ぶ声が、、


翔太「眠り姫さ~ん、起きれ~?」


花織「むにゃっ!桜庭くん!?なんで!?、、へ!?」


夢!?


翔太「もうホームルーム終わっちゃったよ?」


花織「うわぁ!私、いつのまに寝ちゃってた?!」


翔太「で、どんな良い夢を見てたわけ?」


花織「それはあの時の桜庭くんの…って、あっ!」


翔太「俺?」


やば!本人の目の前で余韻に浸ってどうする!


花織「え…っと、いつもみたいに教科書を桜庭くんに見せてる夢みてたのお~!」


翔太「な~んだ、姫みたいにスヤスヤ寝てたから幸せな夢でもみてんのかと思ってた」


寝顔を見られるなんて恥ずいって~!

そりゃあ幸せだったけど~


クラスメイトA君「桜庭~!そろそろ行こうぜ~!」


翔太「おう!、じゃあももちゃん、俺先行くね?」


花織「あっうん!起こしてくれてありがとう!」


翔太「いえいえ!じゃあね、ももちゃん」


花織「うん!ばいばい~!」


ふぅ~、、ってか、またあの時の事夢にでてきた♡やっぱ夢の中でもかっこいいな桜庭君♡もぉ~コノヤロ♡


撫子「かーーおーーり~!もうニヤニヤしすぎ!」


花織「そんなに顔に出てる!?」


撫子「ですぎですぎ~!ってか、また明け方まで受験対策してたんでしょ〜そんなんじゃ本番までもたないよ?」


花織「えへへ~♡、、ってそうだった~~~~~~!受験対策だよお~~!!ていうかずっと成績順位100番以下だったしぃ〜今から巻き返すには徹夜しかぁないよー!!!うぅ、、」


撫子「はいはい!そんなことだろうと思って、撫子特製対策集つくってきたから!これだけ押さえて、あとは睡眠時間にあてな~?」


花織「撫子、、いや、撫子様ぁ〜!本当にありがとう〜!!友よ〜!!うわ~~~~~ん!」


撫子「泣かない泣かない、まーた瞼はれるよ〜?」


花織「嬉しくて、、でも、ほんとにありがとう、、、!!」


撫子「いいっていいって!じゃあまた明日ね!」


花織「うん!また明日ね~!」


うぅ、撫子ほんとに優しすぎるよ、、

よし!早く帰って勉強勉強!!


撫子はもちろん私と違ってすっごく頭良くて

だから超難関高を受験するみたい


自分の勉強でも大変だろうに、私のために時間割いてくれて

感謝でしかない!ありがとう、、


ほんと頑張らなきゃ!!!


ガチャ


「ただいま~!」


まずはお風呂に入ってスッキリしよう!きっと勉強にも集中できるはず!


そういえば、桜庭くんはもうどこの高校入りたいとか決めてるのかな?、、、


今は学校に来ればほぼ毎日、あのカッコいいお顔を拝めるけど

もし別々の高校行っちゃったら


話すことも、会うことすらできなくなっちゃうんだよね、、、


そんなの考えたくない、、つらすぎるよ、、、


でも桜庭くんにとっては、私は大勢の女友達の一人、なのかな、、、



ママ「かおりぃ〜?パパが帰ってくる前に早くお風呂あがっちゃってよ〜?」


花織「は〜い!」


ふぅ〜あぶないあぶない、またのぼせちゃうところだったっ!


バシャッ


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