第3話
「 じゃあそろそろ『一緒に』お風呂入ろっか」
「いやちょっと待てい!なんで一緒に入ることになってるの⁉」
「別にいいじゃん、昔一緒に入ってたし、なんなら同性なんだし」
「そぉだけどもぉ」
「やっぱ一緒に入るの嫌?」
予約してあるホテルにチェックインした後少しのんびりした後、薫が突然言って来た、当然私は狼狽える。
いやだって、ねぇ、薫は違うと思うけど、私は仮というかガチで薫の事が好きであって、好きな人と一緒にお風呂なんてどう考えても無理だ。
それでも薫は期待に満ちた顔でこっちをみてくる、だが良く見ると薫も顔が少し赤くなっている気がする、これは薫の珍しい照れ顔を見れるのでは?善は急げ!その超絶魅力的な提案受けてやろう!善では無いのではと言うツッコミが聞こえなくわ無いがスルーしよう!
「うんん、嫌じゃ無いよ一緒に入ろっか、そうだ背中だけじゃ無くて前も洗ってあげよっか」
そう言うと薫の顔は真っ赤になってコクッと頷いた。やばいこっちもなんかめちゃくちゃ恥ずかしくなって来た、というか顔真っ赤になってる薫可愛いな!
「じゃあ天音洗うね」
「うん」
薫は泡をしっかりと立てる、そしてまるで少しでも触ると壊れそうな大切な物を触るように優しく丁寧に、私の体を撫でる、凄くくすぐったいし変にドキドキするしゾクゾクする。今薫はどんな顔をしているのだろうか。なんて考えていたら薫が
「じゃあ次前洗うね」
「え?ちょ待て待て待て」
「?何で待たないと行けないの?」
「前も洗うなんて聞いてないんですけど⁉︎」
「だって言ってないし、あと私だけやってもらうのは私が気に入らない」
「ん、わかったじゃあお願い?」
「うん」
薫は優しく丁寧にお腹辺りから洗っていく、失礼だけども、なんていうか……ものすごく変態っぽい、あと薫のおっぱいがでかすきて薫が今どんな顔をしているのかがわからない、せっかくなら顔を真っ赤にして目をグルグルさせてて欲しい、
「ひゃ!」
「びっくりした、急に大きい声出してどうしたの?」
「脇腹やめて」
「脇腹?ああ天音脇腹弱いもんね、かーわい」
「やめて、ひゃ!本当にらめだからぁ、そんなことしゅるなら薫にもやるからにゃ!」
「ふふんやってみな、ほら終わったよ」
「じゃあ攻守交代だね、ほら後ろ向いて」
「ほい、どーぞ」
と言って差し出された背中は、昔よりも大きくて、とてもシミなんて知らない様で真っ白でスベスベだった、そんな背中をやってもらったように優しく丁寧に
「天音くすぐったい」
「ごめんね、じゃあ前やるね」
「はーい」
こいつ余裕ぶりやがって顔真っ赤になってるの知ってんだぞ
前も何事もなく…はなかったが終わらせた、一つだけ言っておこう、おっぱいを洗うのはとてもよか………大変だった
そんなこんなで薫と二人でお風呂でくっついているのだが、お互いに無言、全く喋らない、確かに二人でいても喋らずに別々の事をしていることも多いが、その時はこんなに心臓の音は五月蝿くないし、何ならいつもより落ち着くくらいだ。
なのに今はどうだ、心臓の音は多分工事現場なみに五月蝿いし、顔は火傷しそうなほど真っ赤になっている、薫に後ろから抱きしめてられておっぱいに後頭部が埋もれているこの体制も良くないのだろう。
なんか頭もふわふわしてきた、ヤバいダメに なっちゃう……
目のが覚めると知らない天井が…天井が…見えない。代わりに薫の大きな大きなおっぱい、 位置的に薫に膝枕されてるのかな、心地いいや
そろそろ悪いと思い起きあがろうとしたらおっぱいに邪魔された。
「ふにゅ」
「天音!大丈夫⁉︎」
「ふが!ふがふがふが!」
「なんて?ふがふが言っててわからないよ」
そう言われたので無言で、これが邪魔だと伝えるように、おっぱいを揉む、理解したのかおっぱいをどけ私の体を起こしてくれた
「ありがとう、もう大丈夫、私が着替えてるって事は見た?」
「うん見たよ、上からなにも生えてない下まで全部、なんならちょっとというか、かなり揉んだ」
「ヘ、ヘンタイ」
と言って上と下を隠す仕草をする実際は服を着て隠れているのだがこういうのはノリが大事なのだ、でも薫なら揉まれてもいいか、なんなら薫なら下の方をいじられても嬉しいかもしれない、ヤバいヘンタイは私かもしれない
「今更だけどパジャマお揃いだね、流石に色違いだけど」
二人揃ってふわふわの長袖を着ている、めっちゃあったかい、ちなみに私はパステルのピンク、薫はパステルの水色だ
「天音に着せたら絶対に可愛くなるよねってばさんと一緒に探して来た」
「お母さんなにしてるの?」
「一緒のパジャマにしたらって言ったのもおばさんだよ」
「本当になにやってんの⁉︎」
ふつーにお揃い嬉しい、あとでお母さんにお礼言っとこ
「この後はどうする?時間も時間だし寝る?」
「そうだね寝よっか」
と言って『一緒の』ベットに入る
「ベット二人分あるけど使わないの?」
「そうだね使わない、天音を抱き枕にして寝たい」
「はいはいどーぞ」
と言って両手を広げる、そこに薫が抱きついてくる、こういう事は過去に何回かあったし、 心地よいと感じてしまうあたり何やかんや薫の事が好きなのだろうな
そして今日はじゃいて疲れたのか二人はぐっすりと眠りについた
~読んでいただきありがとうございます。
感想や、改善点、たくさん待っています。☆と♡ぜひ付けていただけると嬉しいです。ついでに現在同時執筆中の別シリーズも見て下さると嬉しいです~
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