【1】

第5話

プルルルルル…、プルルルルル…、プルルルルル…、プルルルルル───






「………ん…」






早朝6時20分。



携帯の着信がしつこく鳴っているのに気がついて、目を覚ました。




……すごく嫌な夢を見た気がする。




何だか胸糞が悪い。加えて寝覚めも悪い。


こんな朝っぱらから電話掛けてくるなんて一体何処の誰だと思いながら寝返りを打って携帯を手に取ると、そこに出ている表示を見る。





「───」





───そして名前を確認した途端、嫌な予感が体中を駆け巡って、一気に眠気が吹き飛んだ。

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