第5話

「はい?」


 一向に頓着せぬ、春名…


 夏目は真顔で、彼を睨み付け―


「特機隊員が、第一に全うす可き使命は…

 国家の治安を、維持する事…」


 溜息をき…呟いた。


「…常々、云っておろうが?


 御前からして…

 先が思い遣られるわ(歎息)」


「…御安心下さい……


 部長がドSである限り…


 私は、貴方と…

 一蓮托生ですから……?」


「……フ」


「ふふふ…?」


 然り―


 この特機隊に於ける、最凶の「人でなし」と「上からオヤジ」は…


 依然として、「絶讚平常稼働中」なのであった……。

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