第23話織田信長と同盟

「お館様。」

「なんじゃ。高坂。」 

「稲葉山城の斎藤道三が息子の義龍によって、討ち死に。織田信長が稲葉山城を攻め、岐阜城と改名しました。」

「そうか。織田と同盟を結ぼう。」


「父上!嫌でございます。うつけ、信長の側室など!」

「梅、頼む。」


みはたたてなしの部屋。


「騒がしいね。昌景。」 

「様子、見に行こう。」

「うん。」


「梅、ここで自害致します!」

「そんなこと言わんでくれ。梅。」


「どうしたの?信玄。」

「梅に織田信長との同盟のために、信長の側室をお願いしておるのだが、、、。夏希殿も織田信長と同盟した方が良いと。」 

「私が行くわ。言い出したのは、私。赤髪を隠すのにかもじ、貸して。」

「そのような。」

「愛のない相手では、梅殿が可哀想すぎます。なあに。織田信長の寝首を掻いてきます。」

「守護神様、、、。」

「梅殿、命を粗末にしちゃ駄目だよ。」

「夏希殿、よいのか?」

「よい。」

「じゃあ。信長の首、楽しみにしておるぞ。」

「はい。」 

昌景は、黙ったままだ。そして、昌景と夏希はみはたたてなしの部屋へと戻る。

「昌景も応援してくれる?」

「応援もなにも、お館様とすでに話しが決まっておる。」

「冷たい。」

「行かせたくない。」

「なあに。信長の寝首を、、、うんっ。」

昌景は、夏希に何度も何度も、キスする。

「何かあったら、ドラミに助けてもらえ。」

「うん。」


興しが用意された。ドラミも一行に加わる。


「行ってしまわれた。昌景。」

「お館様。」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る