第21話

_____と、思ったのだが⁉



あの出来事からもう一週間が過ぎようとしていた。

標的ターゲット,,,,いや、鬼塚は、

何もなかったかのように仕事をしている。



私にも普通に仕事の話をしてくるし、

今まで通り受付の女の人にちょっかいを掛けて

私に怒られている。



少しは、残業で苦しでいた私に申し訳ないと思ったのか

残った仕事は、終わらせている。



けれど、眠気を抑えるためにコーヒーを入れたり、

エナジードリンクを買ってくるなど、

仕事以外のことに時間を割いている。


だから、仕事の進みが遅い。


結局、私が助ける。




今晩もたくさんの仕事に苦戦をしてるのかと思い覗きに行くと

目をギンギンにして仕事をしていた。

机の上には、ブラックコーヒーの缶とエナジードリンクの缶がたくさんある。

全部で、1,2,3,,,,4,,,,,,11個⁉


私は、流石に11個はいけないと思い鬼塚のところに行く。



「ちょっとあんた、そんに飲んでいたら早死するよ?

 まぁ、私には好都合だけど,,,。って、あんた熱あるでしょ」


さっきまでは気づかなかったが、鬼塚の顔を見ると真っ赤に火照っていた。



体温を測らせると、案の定38,8℃もあった。

私は、急いで鬼塚の家まで車を走らせる。


鬼塚の家の鍵をもらい、部屋に入る。

部屋の中は、凄くゴージャスで

1人で住むにはもったいないと思うほど大きかった。


私は、鬼塚を寝室まで運び、

別途の上に寝かせる。

さっきまでは、自分で歩くと意地を張っていたのにも関わらず

もうスヤスヤと寝ている。

その寝顔を見ていると、昔の虎汰朗を思い出す。


私は、帰ろうとも思ったが少し気がかりだったので

少しだけおいとますることにした。


明日も会社は休みだし別にいいか,,,,,,

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