第5話

今まで、不本意ながらも男に告白された事があっても


有り得ねぇ


と、鳥肌を立たせていたが今回は違った


男なんて アリエネェ なんて思っていたのに、気付けば駆琉は彼に見惚れていた


無意識に じっ と見詰めていたのだろう


視線を感じたらしい彼はこちらを向いた


それに気付き、駆琉は慌てて目を反らし、アイスボックスの方へ足早に向かった


彼を見てから熱が顔に集まり、心臓はうるさいくらいに早鐘を打つ


アイスボックスの硝子に映った駆琉は、耳まで真っ赤だった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る