第13話
「ハルちゃん」
「っ、え……ん!?んんっ!」
急に顎を掴まれてびっくりすると、唇を蓮音のソレに塞がれた。
急なことに反応出来なかったことで簡単に蓮音の舌が口内を侵入するのを許してしまう。
舌を絡められて抵抗もままならずに必死に息継ぎすることしか出来ない。
生理的な涙が溢れたとき、素肌をなぞっていた指が胸へと上がりビクッと身体を震わせた。
「んんっ!」
「はは、敏感。春香ってば、いつの間にこんな胸大きくなったの?」
「っあ! や、やめ、んっ!」
パチン、と簡単にフロントホックを外されてしまい、胸が揺れるのが恥ずかしくて、隠したい一心で暴れる。
「はい、ハルちゃんバンザーイ♪」
「ひっ!」
唇が解放されたかと思ったら、今度は両手を上げられて服を脱がされそうになる。
服を脱がされたら何をされるかなんて、想像がつき顔を青ざめた。
ここに監禁されてから数日は経っているけれど、未だに手をだされていないことだけが救いだった。
2人共に襲うことはしてこなくて、これから先も大丈夫だと安心していたというのに。
「あんまり抵抗するようなら、その服切ってもいいんだよ? どうせ俺たちが買ってきた服だしね」
「あんれー、そっちの方がハルちゃん好み? 乱暴にされたいんだ? 僕達の趣味ではないけど、ハルちゃんが好きならしょうがないかなぁー」
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