第11話

「ひっ、いっ、ああっ、やぅ! んんん、ご、ごめんなさ、あああ」


涙と唾液でぐちゃぐちゃになっている中、必死に謝ろうとするのに頭がクラクラするほどの尋常じゃない快感に、悲鳴にも似た声が漏れる。


目の前には冷たい瞳のままじっと視姦するように見つめてくる2人が歪な笑みを浮かべていた。


「梓さぁ、コイツと浮気してるだけじゃ飽き足らずこんなのでも感じてんの? 乱れ過ぎじゃねーの」


「梓ちゃんは本当淫乱だね。俺とこの男のだけじゃ足りなかったなんてさぁ。そんな男を誘う顔をして、ほんと外に出せないよ」


クスクス笑う2人は私に一切手を出さず、ただ1人で乱れていく私を見てるだけ。


さっきまでもう殺して欲しいと思ってしまうくらい、激しく2人に交互に抱かれ潰され、ようやく意識を失うことが許された筈だった。


死んだように眠っていた筈なのに、身体に走る激しい快感に強引にも意識を戻されたかと思ったら身体を縛られ、手首を1つに纏められて手錠で固定されていた。


そして私の体内には玩具が入れられていて。自分でも取り除きたくても出来ないようになっていた。



「ごめんなさ、ごめんなさ、ああーっ、」


もう何がなんだか分からないまま謝る。もう許して欲しいのに。

いつになっても終わりのみえないこの快楽地獄に、絶望感でたまらなくなる。



「梓ちゃんずっと愛してあげるよ。この男となんて許せないけど、梓ちゃんが望むなら仕方ないよね。ここで永遠にずっと居てくれればいいよ」


「馬鹿なやつ。俺だけにしてればたまには外に出してやっていたのに。もうここから出してやらねぇから。お前はずっとここにいろ」



「うっ、うあっ、ああ」



ーーお願いします。

ここから抜け出せる方法を教えて下さい。

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