死体処理
今日も私は死体を埋めます。
昨日も死体を埋めます。
そして多分、明日も死体を埋めるでしょう。
何年死体を埋めているか、全く覚えて居ないのです。しかしきっと1年くらいはずっと毎日、死体を埋めている気がします。
早く解放されたいです。
私は朝起きてから、顔を洗って、歯を磨いて、朝ごはんを食べて、そうして死体を埋めて、穴を掘って
学校に行きます。
今日もありました。
多分明日もあります。
ありました
ありました
ありました
ありました
ありました
ありました
ありました
ありませんでした。
家を探しても、街を探しても、埋めに行っても。
きっと明日はあるはずです。
明日無かったら、私は、朝どうやって過ごせば良いのですか?
ありませんでした。
朝起きたら隣にも、床にも、冷蔵庫の中にも、お皿の中にも、何処にも。
なぜ無いのでしょう?誰かに盗まれたのでしょうか?
それとも私が悪いのでしょうか?
明日こそありますよね。明日なかったら
どうしたらいいですかね。
ありませんでした。もしかしたら誰かに盗られたのでしょうか?それとも私は、許されたのでしょうか。
許されているのなら、それならば私はこんなに悩まなくていいんです。
明日こそありますように。
ありました。
許されていないのでしょうか。今日もいつものところに埋めに行きます。そして穴を掘って明日に備えて学校に行きます。
懐かしいです。初めて見つけたのはずっと昔の夏でした。
夏だからすぐに腐って溶けて、虫が集ってそんな中過ごしたくないので埋めて。そしたら次の日も、次の日も出てきて。その度埋めて。
あの頃は、怖い。って感情しか無かったなぁ。
だけど何年前だったかは、もう思い出せないんです。1年だった気もしますが、3年だった気もします。もう数えてないのですが。また明日もあればいいんですが。
なかったです。頻度が減っています。
もうこの生活は続けられないのでしょうか。
なかったです。
なかったです。
なかったです。
なかったです。
なかったです。
なかったです。
なかったです。
なかったです。
なかったです。
なかったです。
なかったです。
なかったです。
なかった
なかった
なかった
なかった
なかった
なかった
なかった
なかった
なかった
なかった
なかった
ない
ない
ない
ない
ない
ない
ない
ない
ないんです。1カ月間ずっと
私は待っているんです。死体が出来るのを、見つけるのを。
私は怖いんです。私が埋めている事がバレるのが。
あいつが、あいつがなんで死んだかバレるのが。
私はもう限界なんです。だから明日私は死体になりに行きます。明日は学校休んで、穴に埋まって。死にます。
ありがとうございました。
私はもう、埋めなくて良くなったんです。
じゃあgんdaてっっくdsい
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