第15話

会議が終わり、飯田カレンと柊木敦と会議を出る。


「柊木さん、また売上1位でしたね!」


飯田カレンは憧れの眼差しで柊木敦を見ていた。


「まあ、みんなのおかげでもあるよ。

勿論、佐藤さんのおかげでもあるかな。」


「えっ?

ありがとうございます。」


柊木に褒められているんだろうか?

そんなに仕事ぶりが良かったのかな?


「やだあ!真緒ばかり柊木さんに褒められてずるい!」


「まあまあ、カレンちゃんも頑張ってるよ。」


「もー!」


また、会話が始まった。

本当に仲がいいな。


そう思った時、真緒のスマホがブーっとバイブを鳴らしながら動いた。


ポケットからスマホを取り出す。


プライベートのスマホから着信だ。


非通知だ…


誰だろう…?



「はい…もしもし?」


「真緒!!!!???」


元気な声が聞こえた。


「ルキ!?」




柊木の目がスッと細くなる。

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