第21話
「あっ、うん!
とっても可愛いです‼︎」
慌てて、莉蘭は返答する。
「もぅ、アンタ、
アタシの話を聞いてなかったでしょう⁉︎」
「ケイさん、ごめんなさい。
今度は真面目に答えるから!」
「莉蘭、頼んだわよ」
ケイの手が、莉蘭の頭にそっと触れた。
(あっ…ケイさんの手…
久しぶり…
懐かしくて、安心する…)
「オネェっぽいけど、私も頭なでなでされた〜い!」
「あの子羨ましいねー!」
「でも、オネェの人って、恋愛対象って男の人でしょー?」
「たしかにー。
でも、あんなに綺麗だったら、関係なくなーい?」
「そうかも〜」
女子トークは止まらないみたいだ。
莉蘭は女子トークをすり抜けて、ケイの元に行く。
その表情は嬉しさで満たされていた。
「ケイさん、買いすぎですー」
数時間後、莉蘭は両手に…
ショッピング袋を持たされていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます