第12話

転げながらも走っていくおじさん集団を手を叩いたり、腹を抱えたりして笑っている


見た目10代から20代のガラの悪そうな男の子3人だ。



「どう?オレかっけーっしょ?」


「あ、ありがとうございました」



なんかやばそう


お礼はそこそこに、私も走って逃げよう



けど、男たちにあっけなく捕まる



「アーー待てマテ、ねーちゃん、まだ『お礼』貰ってねーんだけど」


「お、お礼ですか?…いかほど・・・その包めば…」



「ああ、包まなくていい…ってか包み込んで、俺の心と大事なところ。ねーちゃん可愛いからすぐイキそー俺。俺の車でしよう?ね?行こう」


「あ、俺のもね、そのかわいらし―口でいいからさ…」

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