軽く触れるだけのキスが離れる。

　目を開けた三浦さんと目線があったのは一瞬で、すぐに唇が重ねられた。

　少し開いた隙間から舌が入りこみ、絡み合う濃厚なキスに変わった。

　逃げても逃げても絡めてくる三浦さんの舌に、息がだんだん苦しくなってくる。

　歪んでくる視界に自分が押し倒されたことに気付いた時には、シートが倒され三浦さんが自分が覆いかぶさった後だった。

　キスが終わらないまま、慣れた手つきで服の中に侵入すると下着を上にずらして解放された膨らみを弄ぶ。

　三浦さんの大きくて長い指が時折気持ちのいい部分に当たるのがもどかしくて、キスの合間から声が漏れる。

　やっと解放された唇は、抑えるものがなくなった分さっきよりも声を出しやすくなってしまった。

　胸を揉みながら主張する部分を舌で転がし、反対を指の腹で刺激する快楽に頭がちかちかしてきた。

「っ……三浦さ…ッ」

「真穂って胸も弱いよね？ほら、こここんなに濡れてる」

　下着の間に入れられた指は軽く擦っただけでくちゅくちゅ音を立てて私を羞恥心で追い込める。

「これも元カレの影響？あいつと付き合うまで処女だったのに、やばいね」

「ちがッ…あッ、あッ…！！」

　中で動く２本の指に翻弄されながら、器用にすぐ上で主張する部分も親指の腹で擦られてしまい、もう限界が近かった。

「だめッだめ…いっちゃう…！！」

「いいよ」

　耳元で優しく囁かれて、私は腰を揺らしてはしたなくイってしまった。

「はあ…はあ…」

　なんとか呼吸を整えている間に足から下着とスカートと足首にかかっていたストッキングも脱がされてしまい、ヒクつく蜜口に元カレ以上の太さと長さをもったそれをあてられた。

「え、あ……」

「え？あ、大丈夫。ゴムついてるから」

　そういうことじゃないって言葉は一言もでることなく熱く主張したものに突かれて喘ぎ声しか出てこなかった。

　激しく動く三浦さんに、どこを突かれても気持ちよくて。

　もう抵抗できる体力なんて残ってなくて、ただただ与えられる快楽に必死に耐えて、三浦さんがイクまでの間に何度も絶頂を経験した。

　行為が終わったあと、動けない私に三浦さんが優しく洋服を着せていってくれて、口に含んだ水分を口移しで飲ましてくれた。

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