第13話
「じゃあ、遠山の席は…遠藤の隣な」
転校生がなぜか隣にくる…なーんてことはない。
遠藤というのは桜の苗字。
見ると、桜はタジタジしていた。
「羨ましい!遠藤さん…!」
「でも桜ちゃん彼氏いるよね?」
「大丈夫じゃない?これって…」
さらにざわつくクラスの女子。
私は頬杖をついて成り行きを見守っていた。
桜は廊下側、私は窓側の席。
そのため、天王寺くんと関わることはないだろう。
そして…わたしには断ち切れない想いもある。
あの転校生は誰と付き合うのかなーと、のほほんと考えていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます