夏の魔物は麦わら白ワンピ少女の姿をしている

 都会にあるモノはほとんど無いド田舎。

 排気ガスの臭いよりも青葉の匂いが漂う炎天下。

 飲めるかどうか怪しい古びた自販機の前で、キミは。

 あの頃のまま、大人になった僕を出迎えてくれた。


 昨今『存在しない少女』を夏の思い出として発症する成人男性が増えてきています。

 皆様十分にご注意下さい。

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