第5話
ある日、抵抗し続ける私に嫌気がさしたのか私を犯した男達は辞めたいと言い出した。
「うん、いいよぉ?」
あっさりまりかが承諾したのに違和感を感じたが、もうこれ以上汚れなくてすむ。
そう安堵の息をもらした。
でも、やっぱりまりかがそれで済ませるわけがなかった。
最近白虎の送り迎えが無くなり、それを認めたくない私は、ある日倉庫に行った。
そんな私の目に飛び込んできたのは、幹部部屋の奥、総長部屋でまりかと蓮が愛し合っている、絶望の風景。
放心状態の私が階下へ降りると、幹部、下っ端の皆がまるで汚いものを見るような目で私を見てくる。
そして、兄の昴が言った言葉で私はどん底に堕ちた。
「お前、ウリやってるんだって?汚い女。蓮はショックうけてたけどまりかが側にいて慰めてくれてる。お前に姫の資格はない。もうここには来るな。」
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