第26話

別side


「公園に今から向かうぞ!」




電話をスピーカーにしていたから場所はもう分かってる




その一声に俺達はそれぞれ返事を返した




「ユウ?難しい顔をしてるがどした?」




横に座っていたタカが話しかけてきた




「いや、少し違和感がありまして」




「違和感?」




「はい」




コレを考えたのはホントにミオなのだろうか




失礼だが、ひいき目に見ても彼女はそこまで頭がいいわけではない




なのに繁華街を曲がった公園に向かえと彼女は言った




何故そこを指定した?




普通なら、今ここにいるから来てほしいといい、こちらから場所を指定するはずだ




もちろん、彼女の頭の問題ではなく混乱した状況でそこまで人間は考えることができない




そうせず、場所の指定をしたのに俺は違和感を感じた




「、、、いや、考えすぎか」




「大丈夫か?」




思わず、素が出てしまった




そこにタカは心配したようだ




「大丈夫ですよ」


 


俺は笑って答えた




彼女かもしくは第三者の介入か




どちらだろう



side end

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