第27話
だんだんと上がっていく意識
それに合わせて、瞼も上がる
完全に目が覚めて、目の前には壁があった
そして、何かに包まれている感覚があってそれが何か気づくと私はびっくりした
なんで、一緒に寝てるんだろう
目の前の壁と思っていたものは昨日の人の胸板だった
状況がうまく理解できず、焦っていると
「、、ふっ」
目の前の壁が揺れ始めた
「、、、」
「ごめん、ちょっと面白くて」
私の無言の訴えに謝りながら笑う
少しは反省してほしい
「スズちゃんは分かりやすいね」
「、、っ」
そんなことを言われたのは久しぶりだった
さっきまで、焦ったり、少し怒ったりしても私の表情は動かなかった
それなのにこの人は『分かりやすい』と言う
、、不思議な人だな
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます