第23話

「できたぞー」





「「はーい」」





並べたご飯の前に座る2人





4つのご飯の中で一際目立つ山






軽く見積もっても、15cm以上あるな






それを食べるのは






「おいしいー!」






わがまま兎だ






「そんな細くてよく食べれるな」





「みんなが食べてなさすぎなんだよー」





な訳あるか、平均だよ





苦笑いする烏に、呆れる俺、それに気づかないふりをする兎






どんな絵面だよ





「はぁー」






ため息をついた時に玄関が開く音がして、王が帰ってきたと分かった





ガチャリと開いたドアに向かって声をかける





「おかえり、どこに行って、、たん、、、だ」





声をかけた先にいたのはびしょびしょに濡れた王





と王に抱えられた女がいた






あまりの衝撃に2人も食べる手を止めて、呆然としていた






王は持っていた大きな荷物を置く






それにハッとした

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