第20話

『昨日も言ったじゃん。』



“やっぱりユキじゃないとダメなんだよ。”


“俺にはユキしかいない。”


“お前も寂しさ紛らわすのにあんなガキと付き合ってんだろ?”



“戻って来いよ。俺の所に。”



タカユキは必要としてるのは私じゃないでしょ?



誰でもいいんでしょ?



女なら…誰だってー…




黙りこくる私に



『タカユキさん。私達もいただいて良いですか?』



“飲みに来てるんですから、飲みましょうよ。”



ユカは知らん顔で接客を始める。



『飲めば。ユキの為にドンペリ入れてやるよ。』



“教育係。お前飲めよ。”



そう言い切るタカユキにユカは笑って



『喜んで。』



と答えた。

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