第18話

大量にバラ撒かれた物は、私が初めて知る“大人の玩具”らしい。



脚をM字に開かされて膝を縛られ、何処から出してきたのか、両手は後ろに革製の手錠で固定され、秘部には男性器に似せた物を入れられ、突起には小さな振動型の物を貼り付けられている。



両胸の突起には、胸専用の器具が付けられて、目隠しをされているから、次に何をされるかを、耳で音を拾うしか出来なくて、泣きながら喘ぐ。



「イヤイヤ言って泣いてる割に、気持ちよさそうに腰揺らして、いい声で啼いて喜んでんじゃねぇか。涙も涎もやらしい汁も何もかもが混ざって、もうドロドロだぞ? そんないいのかよ。さすがは淫乱ビッチだな」



「ぁあぁあぁあっ、やあぁあっ、ぅあっ……と、めてっ、ひぃぅっ……んんんンっ……」



「あーあ……お前、イキ過ぎて頭おかしくなんじゃねぇの? これじゃお仕置きになんねぇな」



楽しそうな獣織君の声を耳に受け、それすらも気持ちよくて、また体をビクビクとさせて達する。



どの部分からの刺激も気持ちよくて、よ過ぎて苦しくて辛くて、狂ってしまいそうで、首を横に振って声を上げる。



「まだ終わらねぇから、しっかり反省しろよ?」



言われ、頭が朦朧としながら快感の中に、何か違和感を感じる。



「まだちょっとキツいか」



「な、にっ、やぁっ……」



後ろの穴に冷たいものが塗られ、何かが入る感覚がして、それが獣織君の指なのだというのがすぐに分かる。



お尻の穴に何かを入れるなんて、この人は正気なんだろうか。



中で指が動き回る感触が、違和感でしかなくて、気持ち悪くて、呻きが出る。



「ぅ、あ……ゃっ、ぬ、ぃてぇ……」



「お前すげぇな……もう簡単に二本入るようになったぞ」



冷たい液体がその部分に振りかけられ、獣織君の指が少し乱暴になる。



「んぅぅっ……っ……」



「で? お前は誰を優先すんだっけ?」



突然の質問に、ぐちゃぐちゃの頭で理解しようとする。



「口に何も入れてねぇんだから、答えれんだろ」



声が怖くなる。



「っ、ぁ……し、獣織、くっ……ん……」



「お前が脚を開いていいのは、誰だ?」



「し、し、織っ、君っ……ぅ、ぐっ……んぁ……」



指は相変わらず乱暴に動いて、中を犯し続けている。



後ろの気持ち悪さと違和感から逃げたくて、必死に違う快楽を拾う。



「はぁぁ……んぅうっ! んんンっ……やぁあっ……」



指が抜かれて少し楽になった瞬間、再び後ろに何か硬い異物が挿入され、見えない怖さとお腹の苦しさに呻きに似た声が漏れる。



「もう指より太いもん、簡単に飲み込んでんぞ」



クツクツと喉の奥で笑って、楽しそうな獣織君が動く気配がする。

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