お互いが足の間に顔を挟む体勢で、横向きに寝転がる。

私がした勉強の内容には、こんな事なかったから、混乱してしまう。

「出来なかったら無理にしなくていいから、冴香はただ、気持ちよくなってさえくれたら、それでいいからさ」

意味が分からない私の下半身が、突然激しく甘い痺れが襲う。

「ひっ、ぅあぁああぁっ……」

脚の間にある秘部の突起を、蓮君の舌が感触を楽しむみたいに、ゆっくりねっとりと舐め上げた。

「やっ、蓮くっ、ダメっ、そんな、汚っ……」

「汚くないし、ダメじゃない……ん……」

「や、だっ……ンっ、ぁ、あぁあっ……」

蓮君を止めたいのに、体に上手く力が入らず、襲いかかる快楽に為す術がない。

強過ぎる刺激に意識を持って行かれるけど、手の中にある蓮君の昂りが、微かに波打つ感触がして、少ない力を振り絞り、再び口に咥えて舌を這わせた。

「っ、あっ……そう来たか……。ぅ、ほんと冴香って、控え目かと思えば、たまに負けず嫌い出してくるよね……」

脚の間から「そんなとこも可愛いけど」と聞こえたけれど、今の私にはそれに何か言葉を返す余裕などなくて。

舌で下から舐め上げて、そのまま咥えて上下に出し入れしながら吸い上げる。

甘い喘ぎと吐息を漏らしながら、蓮君も私の愛液溢れる秘部に舌と唇、そして指を使って快楽を与え続けていた。

やはり、どうしたって経験が物を言うのか、蓮君の方が何倍も上手で、私は何度も絶頂を体験していた。

もうすでにクタクタな私が、ベッドで荒い息をしていると、蓮君の優しいキスが髪に降りてくる。

「大丈夫？」

私は声を出せず、頷く事と弱々しい微笑みで返事を返す。

「どうしようか、辛いなら終わりにしようか？」

髪を撫でる蓮君の手を握り、私は首を横に何度も振る。

「やっ……」

「分かった。だからそんな悲しい顔しないで。辛かったらちゃんと言ってね」

優しい言葉と笑顔に、私はホッとする。

せっかく大好きな蓮君とこうして触れ合える機会が来たのに、それを無駄にしたくなかった。

仰向けにされ、蓮君が覆い被さると、まっすぐ視線がぶつかる。

また鼓動が早くなる。

どんな時だって、私の心臓は蓮君にときめいて、早鐘を打つ。

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