そしてツバサがライオンを指さして

『この金髪が室屋ユウヤ！』

『ライオン…ユウヤって言うんだ。』

『あ？』

ボソッと言ったはずなのに…

パッチリ二重が睨んでる。

これまた相当な顔つきで。

『いえ…』

少し俯き加減でいる私にオレンジ頭のリョウが

『ユウは地獄耳だからね～！てか、ライオンだって！ギャハハハ！ユウにこんな事言う女初めてじゃね？』

ライオン…ユウヤの仲間達はリョウ以外はクスクス笑いを堪えていて

何よりも、名前しか言わなかったアキラも肩を震わせていた事にビックリ！

話しなんて聞いてない雰囲気だったし…

あっ…でも、ちゃんと名前言って来たから話しは聞いてんだ。

本読んでるくせして。

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