▶第3話シナリオ

可愛いもので溢れた部屋。

ルカは、目を覚ます。

兎の人形を抱きしめて眠っているリーファ。


そこへ、ライラが朝食を運んでくる。

「お嬢様、朝です」

リーファを起こして制服に着替えさせていく。

ルカの目の前で、リーファは下着姿になる。

そして、リーファは、歯を磨き、顔を洗い、髪を梳かす。

学院へ行く準備を整え、ルカの頬にキスをする。

ルカの思考は停止してしまう。


リーファは、『黒魔術荘』と言う学院内にある建物で暮らしていた。

他にも、


無口で顔が恐いグラハム・ルーウェン。

幼い頃に亡くなった犬(防腐処理を施した死体)『ルン』を常に連れ歩いている。


お喋りで噂好きのサンドラ・エルガー。

藁人形の『マオ』を用いた占いが得意。

マオは、おっちょこちょいで落ち着きがない。


規則に厳しく、口うるさいフーリンジ・清花(さやか)。

式『ハク』と言う紙人形を操る。

ハクの風貌は、鎧武者。性格は、臆病者。


のんびり屋のカルディス・ロー。

降霊術が得意。


几帳面で潔癖症のハサン・ルーディスター。

呪具収集家。


普段着が鎧。ずぼらなカナン・サリウス。

『人形遣い(デク)』の使い手。

『モルディアナ』と言う西洋甲冑を使役している。

性格は、世話焼きで押しに弱い。


陽気な闇エルフのニル・グリドーヴァ。

黒魔術荘の管理人。


が暮らしていた。


黒魔術荘の側には、古い校舎がある。

そこは、通称『デク』と呼ばれる部の拠点。

正式名所は『魔法科黒魔術師専攻人形遣い部』と言う。

部員は、リーファ・グラハム・サンドラ・清花・カルディス・ハサン。

顧問は、サリウス。


しかし、集まって何をやるでもなく各々好きなことをしていた。

雑誌や本を読んだり、絵を描いたり、呪具や防具を磨いたり。

リーファも1人で、兎の人形に話しかけていた。


そこへ、サリウスがやって来る。

リーファを呼び出して、別室へ。

そして、リーファに『従属の契り』と言う儀式について説明する。

兎の人形が自由に動き、喋れるようになることを聞いたリーファ。

『やる』か『やらないか』とサリウスに問われ、喰い気味に『やる』と答える。


床に描かれた魔法陣。

その中央には、兎の人形。

思考が再起動したルカ。

自分の置かれた状況が理解できずにパニックを起こす。


サリウスに言われるがまま、リーファはルカに魔力を注いでいく。

校舎の窓ガラスや蛍光灯が割れ、天井や壁や床がきしみ始めた。

サリウスは、リーファの姿に驚嘆する。

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