第186話
見つめあってしまえば。
これからはじまる、ふたりきりの時間にすでに、気持ちが飛んでいて。
ふわふわと、思考をさ迷わせる。
「…エロいカオ、してるー」
オレが欲しい…?
なんて、他のひとが言ったら間違いなく、陳腐に聞こえるセリフで、さえ。
伊織くんのくちびるから漏れると、カラダの奥深くが、疼く。
きっと私は今、だらしなく上気したカオをしているだろうな。
そんな自分に、嫌悪感を抱く。
なの、に…
・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます