第23話

シャワーを浴びて、ベッドにもぐりこむともう止まらなかった。




そっから僕は彼女の耳を舐め、耳たぶをあま噛み、首筋を舐め、胸をもみしだき、わき腹に舌を這わせ。すべてはAVからの知識だけれど、俗に言う愛撫というのをひととおり実践してみる。いや雑誌の特集記事もあったかな?




僕の腕の下に寝そべり、僕にまさぐられている彼女が気持ちいいのか悪いのか、僕の体でないのでちっとも分からないけれど、どうも、あえいでいるっぽいので、きっと良いのだろうと一人納得してみる。




十数分の愛撫の後、いい加減、たまらなくなった僕は突っ込むことにする。コンドームのラッピングをはずし、箱から取り出し、封を破る。そして僕の半立ちしたモノにかぶせようとする。




だけど、あせればあせるほどにうまく行かない。何度かかぶせそこない、おおよそ使い物にならなくなったコンドームを脇のゴミ箱に投げ捨てる。コンドームのゼリーのようなぬめりで指先がやけに気持ち悪い。




いきり立ってくる。二個目、封をあける。だけど二度目のコンドームはうまくかぶさった。安堵の息をつく。


さぁ、突進だ。少女の太ももを押し広げる。が、いかんせん初めての体験、穴がわからない。




(どこに入れるの?)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る