第23話

燈妃:「母さん、朝妃兄の死を受け入れることが出来ているかって聞かれたら、受け入れられてないって言える。」



妃愛:「………う、ん。わかってる…」



燈妃:「娘、妹って言われて、戸惑いがなかったわけではない。」



うん、わかってる。



涙が零れ落ちそうになることを

口をぎゅっと閉じて我慢する。



言われることは、わかっていた。



でも、実際に言われると

キツイなあ……って思う。


相手が荒れていた時から知っている

ともくん、だからこそ…辛い。



燈妃:「はい、そうですか…って……受け止めるのには時間がかかる。妃愛に…そこはわかってほしいかな…。」



妃愛:「わかってる…から、大丈夫。」



震える声を抑えて、返事を返す。



キツイ……なあ………


本当に…キツイ………辛い……



これも、私の運命なのかな。

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