第24話

妃響:『なあ、親父…………』



父:『妃響、なんだ?』



妃響:『母さんも朝妃も妃愛をこの世界に

いれたくなかったみたいだけどさ。』



父:『うん。』



妃響:『そうしたいのもわかる。でも、今の

状況ってビデオで言ってた状況じゃないんだよ。俺のせいでもあるけど、覚悟決めないと

いけない段階に入っているんだろうね。』



父:『そうだな……』



妃響:『妃愛が撒いた種で危険なのも事実。

俺が関わったばかりに危険な状況なのも事実。』



父:『そうだな。』




妃響:『本人次第だけど、玖賀と………俺達の家族と関わっていく方向もありじゃないのかな。』



悠妃:『…………妃響兄……』



妃響:『俺が傍に居たいのもあるんだけど。

ここは、朝妃が育った家でもあるから。』



父:『温もりが残ってるもんな………』



妃響:『病気の状態だってもちろん危険だよ。』




今の、娘は安全な場所なんてどこもない。



仲野の家との関係もあんまり良くないんだろう…

だから、兄である妃響と一緒に居た…………



精神面が安定しないと病気も治らないか?

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