第28話
「純さん、ありがとうございました。
これで両親に会えます。
本当に本当に助かりました」
車を降りて運転席の純さんに頭を深く下げた。
「おお、親大事にしろよ?」
「はい!」
ガク君は私と一緒に残ってくれて、純さんだけが2時間かけて帰る事になる。
色々思っちゃったけど悪い人ではない。
「純さん、気をつけてな!
また連絡するから」
2人で純さんを見送り病院の夜間救急の入口から中へ入る。
お父さん達に会えるように全部ガク君が受付をしてくれた。
病室には私1人で入る事にした
お父さんもお母さんも怪我はそれ程酷くはなくて、ただ後ろから衝突された時に頭を打っているから、明日以降に検査をするそうだ。
2人とも私が武縄まで来た事にビックリしていた。
ガク君の話は明日しよう。
30分程2人と話して私は病室を出た。
椅子に座っていたガク君はすぐに立ち上がり私の側に来てくれる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます