第29話

フロアーに着くとそこは煌びやかな雰囲気で、周りを見渡すと・・・克也が居た



わたしはなるべく克也を見ない様に目線を外した



そこに店のボーイが来てわたし達を席へと誘導する



気にしない様にしていたが一瞬、克也と目があった



克也は目を丸くしてバカ面してる



その時、一条さんがわたしの耳元で「俺を見て笑いかけて」そう囁いた



わたしは言われた通りにした



一条さんは肩を抱いていた手を腰に滑らせ引き寄せ微笑みを返した



そして克也の横を通り過ぎる時



「やっと手に入る…和奏」そう呟いた

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