第8話

その日から青は毎日、病院へ来た



何も話さずわたしの傍に居た



リハビリが始まると先生が「少し腕は障がいが残るかもしれない」



その言葉に泣き喚いたのはわたしではなく青だった



「何でもするから、紫を治して下さい」



そう医者に縋りついて泣いていた



わたしはリハビリをしながらこれからの事を考えていた



大学は勿論、将来の事も

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る