第4話
「…あの、話しが・・・」
そう言えば話しがあるって言ってたな
「なんだ」
「ぁっ…あの」
面倒くせぇ
「またにしろ。もう、寝るぞ」
俺はコイツのはっきりしないトコがイライラしてそう切り捨てた
「…わかりました」
女はまたバスルームへ行った
俺はそのまま眠りについた
その時、聞いてさえいれば良かった
アイツがどんな気持ちでいたのか、何度、俺を思って泣いたのか、俺は何ひとつ分かっていなかった
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