第32話

voice~side


「今日から一緒に働く、秘書課から移動になった河内 渉さんと河内紫音さんです」



「こちらに配属となった河内です。部署の立ち上げに参加してるのでみんな顔見知りですね。これからは同僚として宜しくお願いします。それから、妻の紫音です。」



「…」



「紫音さんはみんなに話した通りです。何か話しがある場合は私、若しくは神谷、河内を通して下さい」



紫音は下を向き手をギュっと握ってる



「何か質問はありますか?」



「あの~…さっきから猫の鳴き声が…」



「あっ…紫音?スノー出してあげて」



紫音は俺にケージを渡す



中に居るスノーを出すと・・・



「可愛い~」



「真っ白!」



「この子の名前、スノーって言うの?」



紫音は下を向いたまま少しだけ頷いた



「紫音さん…触ってもイイ?」



小さく頷く



良かった・・・強い拒絶反応は出てないみたいだ

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