第7話

ホテルに着き、エレベータを待っていると



「桐谷くん、また逢えたぁ~」



言いながら俺の腕に絡みつく女



「離せ・・・触るな・・・」



俺に無理やり離されると



「じゃぁ、一緒に食事しましょ?」



『じゃあ』ってなんだ?



「無理だ」



俺は面倒臭くなり彩の肩を抱きエレベーターの着くのを待った



「ねぇ?木内さん」



場を読まない女の言葉



「未だに桐谷くんにベッタリってありえなくな~い。親同士が仲が良いからって常識考えなさいよ」



コイツ正真正銘のバカだ

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