第28話
あたしは自分のお皿から麻也のお皿にサンドイッチをうつす。
すると。
「それは」
「働いてる、お前も」
「だろうが!!」
「…俺にも何か言わせろや!!」
あたしの空になったお皿に竜希さん、八雲さん、蓮くんがポンポンとサンドイッチを置いてくれた。
最後の嘆きは桂。
皆の優しさにあたしは笑て礼を言う。
「ありがとう」
すると、竜希さん、八雲さん、蓮くんが笑い返してくれる。
「…にしても桂、ソレ」
だけど、桂にだけはシラケた視線を向ける。
桂がくれたのは、さっきキュウリが入ってると騒いでいた食べかけのサンドイッチ。
子供かっっ!!
と、突っ返そうとしたんだけど。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます