第27話
本当に朝から良く食べる。
あれだけ作ったサンドイッチがすでに半分以上は消化されてる。
明日からもう少し量を増やすかな…。
「…麻也?どーした?調子悪い?」
麻也はずっと外を見たままサンドイッチに1つも手をつけてない。
いつもなら竜希さんと張るくらい食べるのに…。
はぅあ!
まさかっ!!
機嫌が悪いんじゃなくて、調子が悪かったんじゃ!?
「……なんでもない」
慌てるあたしに、麻也は外を向いたまま一言。
「…そっか。調子悪くないなら朝ごはんちゃんと食べないと。お昼までもたないよ」
言いたいこと、聞きたいことはあったけど、八雲さんが言ってたように話してくれたら聞けばいいや。
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