第5話

そのまま、この部屋のたったひとつの窓まで行きカーテンを開けて窓を全開にする。




「待てっ!!八雲っっ!!それは犯罪っ!!」



「竜ちゃんなら、大丈夫だ」



「あ?!何が?!」




ザッと竜ちゃんの顔が青くなる。



今さら遅いよ、竜ちゃん。




「い~や~!!」



「せぇっいっやっっ!!!!」



俺は暴れる竜ちゃんを担ぎ上げると、全開にした窓から放り投げた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る