俺のスキルはショップなんだけど?そしてモンスターしか買えないけども?
ウメとモモ[[現在執筆中]]
第1話 俺のスキルはショップ屋さん
どうもウメモモです!!今回はお読み頂いてありがとうございます!よろしければ良いねとお星様を頂けるととーっても励みになるので、どうかこの卑しいウメモモに御慈悲をお願いします!!!
それではたのしんでください!!!
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「君のスキルは【ショップ】だ。」
その言葉が、俺の人生を大きく変えることになるとは、その時の俺には想像もできなかった。
この世界では、15歳になるとスキルを発現する場合がある。
スキルとは一種の能力で、人それぞれに与えられる特殊な力だ。中には、身体能力が飛躍的に向上したり、魔法のような力を使えるスキルもある。
しかし、スキルには多くの種類があり、同じスキルでも内容が大きく異なることがある。例えば、【身体強化】というスキルを持つ者がいるが、その能力の内容も人によっては2倍程度の能力向上が見られたり、世界有数の実力者だと10倍も強化される者もいるのだ。
俺の場合はスキルの中でも当たり外れが多い【ショップ】というスキルだった。
このスキルの特徴は、物を購入する能力が与えられることだが、それが何を買えるかはその人による。
ある者は【ショップ(武器専門)】で、さまざまな武器を現金で手に入れることができる。
別の者は【ショップ(衣類)】で、特定の服を購入できる能力を持っている。
そして最も有名な【ショップ】は【ショップ(異世界道具屋)】という、異世界のマジックアイテムを買うことができる能力を持った者で、彼は世界中で名を馳せる大企業に所属している。
そして俺のショップのスキルは【モンスター】を買えるスキルだ。どんなモンスターが買えるのか。もしかしたらレアなモンスターや新種のモンスターも発見できる可能性もある。
ショップ。このスキルを使うためには、まず【開店資金】という大きな壁が立ちはだかる。どんなに素晴らしい能力があっても、その資金を支払うことができなければ、スキルを活用することはできない。
この開店資金はそれぞれスキルの発現した者によって異なるんだが、時には数百円で済むこともあれば億単位、さらには兆単位の金額が必要になることもある。
その額はランダムに決定されるため、どんな金額が必要になるのかは予測できない。
数年前であれば大金の開店資金の場合は国に有益な物が買えると思われていて国から支給されることもあったが、今はそうした手当は廃止され、全額自己負担となっている。
その理由は開店資金が高くても安くてもショップスキルで買える品物の品質には関係ないという研究結果が出たからだ。
「俺もその時代にスキルが発現してれば‥‥どうやって【一億円】なんて貯めるんだよ‥」
そう。俺に必要な開店資金は一億円。正直言って、その金額は途方もない額だ。当時高校生である俺にとって、一億円をどうやって手に入れるというのか。そんな金額、到底払えるわけがない。
それでも俺は昔から仲の良かった仲間達に誘われて冒険者としての道を歩み始めた。
高校1年生で、俺は【冒険者免許】を取得し俺を含め5人でパーティーを組んで冒険を始めたんだ。
最初は不安だったが、次第に絆を深め、順調に冒険者としての実力はレベルアップしていった。『ずっと皆一緒だ!』そう言って順風満帆に冒険者として活動していたんだ。
でもそれは俺だけの願望に過ぎなかったのかもしれない
その後、俺たちのパーティーは、順風満帆に成果を残し【最年少Aランク冒険者】としての地位も築いていった。しかしその頃にはもう遅かったんだ。
「お前の実力ではもう限界だ。悪いが‥‥
‥このチームを抜けてくれ。」
その1言をチームリーダーに言われたのは必然だったんだ。
俺という役立たずを除いて他の4人は実力のある冒険者で、高校を卒業してから2年と言う短い期間で日本でも数少ない【Aランク】の冒険者になっていた。
それに引き替え俺はCランクという下から3番目のランク程度の実力しかない。実力で言えば新米冒険者から脱して独り立ち出来る程度の実力だろうか。
それでもチームにいたおかげで俺はお飾りのAランク冒険者。
実力差は俺だって理解していた。だからこそ下働きは勿論、夜営の見張りや倒したモンスターのドロップ品とかの荷物持ち、ダンジョンやモンスター生息地から帰還した後の処理等は全て俺がやっていた。
毎日寝る間も惜しんで鍛錬も絶やしたことはない。
勉強だって名門大学に楽々合格出来るレベルでしていた自負がある。
誰かが遊んでる時も俺は自分を鍛える事に余念はなかったんだ。
「俺は、もっと強くなる…」そう思いながら、毎日寝る間を惜しんで鍛錬を続けてきた。
だけどあいつらが強くなり過ぎて俺とアイツラではギクシャクするのも多くなったのは事実だし周囲からも俺を除名しろと言われてたのは理解してたんだ。
それ程【スキル】という才能は努力では勝てないんだとやるせなくなる。
スキルは色々なスキルがあり、俺のチームの奴等は皆が【職業スキル】というスキル発言者の1000人に1人の割合で持つと言われるレアなスキル所持者だ。
普通のスキルは単体の能力しかないが職業スキルの場合だと複数のスキルを持ってるのと同じであり、俺の所属するチームのリーダーの場合は【リーダー】という職業スキルを持っている。
それもあって俺等のチームのリーダーにもなった訳だが外の3人も職業スキルを持っていて俺と比べたら天と地ほどの実力差だ。
他のチーム外の冒険者も腰巾着の俺に良い気はしてないだろうし陰では虐められたりもしていた。
『スキル無しがおこぼれだけ貰ってんじゃねえぞ!?』
『運だけが取り柄ってか!?お友達に恵まれてさぞ幸せなこって!』
『おいクズがこっちくんな!飯がまずくなる!!』
『お前みたいなゴミクスが鍛錬しても意味ないだろう?』
周りからどれだけ罵倒していてもチームの奴らさえいれば耐えてこれた。いや、正確にはチームの2人のおかげで頑張ろうと思えたんだ。
昔から友達だった皆でチームを組んだがリーダーやもう1人は外の人間にも俺の悪口を言ってるのを聞いたことがある。それでも、もう二人が俺の為に本気で怒ってくれて支えてくれたから腐らずにやってこれた。
‥だけどそろそろ頃合いか。
「今迄‥‥ありがとう。」
頭では俺はこのパーティーには相応しくない。離れなくてはならないのは分かっていた。
俺がこのパーティーにいても、アイツら2人に気を使わせるだけだし、他の仲間とも気まずくなるばかりだろう。新しい道を行くことが、彼らにも俺にも一番良い選択だと感じていた。
「よし!もう決めた。」
俺は、荷物をまとめるために手を動かした。四国から、東北へと向かうことにした。何となく、もっと遠くへ行くことで、新しい自分を見つけられる気がしたから。
「そうと決まれば、さっさと行こう。」
新たな決意を胸に、俺は街を後にした。もう、ここで何をしていても変わらない。新しい場所でやり直さなければならない。
「いつか…またみんなと冒険できるように。」
その日が来ることを信じて、俺は前を向いて歩き出した。追いつける日が来ると信じて。
「それに、まずは開店資金を貯めなきゃな。」
まだまだ、開店資金までは程遠いが、人間本気でやればなんとかなる。どれだけかかっても必ず貯めることはできるはずだ。何年かかっても、目標に向かって必ず積み上げていくんだ。
「絶対に、俺は貯めてみせる!」
そう誓いながら、俺は前に進んでいった。リーダーにしか会っていないけれど、他のメンバーには上手く言ってくれるだろう。
「また、みんなと肩を並べられるように…1からやり直すんだ。」
新たな決意を胸に、俺は歩き続けた。そして、これからの道で、俺の人生を切り開く覚悟を決めたのだった。
そしてショップのスキルが使えるようになれば俺にだってまだチャンスはあるんだ。
「当分この場所とはお別れだ。」
またこの場所に帰って来る時は俺がアイツラと肩を並べられるようになったらだ。
そうして俺は生まれ育った故郷から出ていった。
20年間住み慣れたこの地を離れていくのは寂しく感じるが、またこの場所に帰ってきたら胸を張って帰ってこよう。
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