第195話
そんなことより
「・・・彼女じゃ・・・んんんん!!」
彼女じゃない
そう言いたかったのに
頬を思いっきり片手で掴まれ最後までいえなかった
そしてグイッと裕のほうに顔を向けられて
「波流ちゃん〜、怖かったよね〜
もう大丈夫だからね〜」
ぶにぶに頬をもみくちゃにされる
痛くは無いけど今のあたしの顔不細工だと思う
それに顔と顔の距離が近い
真顔なのに笑ってる
何危ないことしてんの?
そう聞こえる
やばいよ
あたし・・・生きてる?
「むしするんじゃねぇよ!!!!」
うわぁぁぁぁなんて裕に掴まれたままの男が暴れ出す
それでも手が離れないのは裕が凄いのか
この男が弱いのか・・・
じっとその光景を見てたら
ちょっとごめんねなんで裕があたしから離れて
男の腕と胸ぐらを掴んでて、
やばい
「まっ、裕っ!!」
遅かった
あたしの声が届かないほど大きな音が響いた
「あーあ、波流ちゃん傷付けたからこうなるんだよ」
ごめんね〜なんで謝ってるけど
絶対悪いと思ってないやつ・・・
一瞬の事だった
殴ろうとした男が裕に掴まれて背負い投げされた
綺麗な技だった
見事な1本
そんな殺気も何も無い裕に
仲間が意識を飛ばされたのが怖かったのか
もう一人の男は謝って男を担いで逃げてった
一件落着・・・?
「波流ちゃん?」
じゃないみたい
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