ツバキの事を知る
第19話
SIDE カエデ
今日はどんな感じにしたいのと聞く私。
「三つ編みにしたいんですけど、そろえたほうがいいの?」
うーんそうだね。そろえたほうがきれいに三つ編みできるよ
「お任せします」
うんわかったと返事すると
「ツバキさんの事しりたいんだけど、普段どんな人」
「ツバキは女嫌いなんだけど。私はツバキの友達だしとってもいい人だよ。なんでも話せる友達みたいなもの。ツバキって極道だけどさ。人は絶対に殺さないし、弱い人を助ける必要悪をやってるんだよ。あとさ私のこの店もそうなんだけど、ツバキのものなんだよ。経営は私にまかしてくれてるんだ」タツキさんが「そうか。私の事もツバキさんは男と思ってるのかな?」というので「違うよ。タツキちゃんは特別な女なのよ。マサキもいってたんだけど、兄貴はタツキちゃんに惚れこんでるって聞いたけど。これは内緒よ。
「うんわかった」
私の事を男だって思ってるんだってことは彼にとって私は友達なのよね。そりゃマサキは違うだろうけどね。
「もしかして、カエデさんマサキさんの事好きなの」
うん、マサキは私にとってはヒーロの存在なんだ。私が小さいときに私内気で親に何も言えないことがあって家出したことがあって、その時に私を探し出してくれたことがあってさ。マサキに叱られたからね。俺を心配させないでよ、カエデが言えないなら俺がカエデがどう思ってるか話してあげるからって。マサキが私の気持ちを親に代弁してくれたおかげで今も仕事続けられるしさ。私親を心配させる気じゃなかったからね。それに私の父も極道の人だからさ。私の家は緑組なのよ。そこの娘なの。私この極道っていう世界を知ってるからさ」というと
極道って本当に嫌なイメージあるけど、中にはいい奴もいるから」という。
「私は偏見なんてしないよ」というタツキさん。
そして切り終わった後、彼女は三つ編みをしてた。
私も男だったら、彼女に絶対ほれると思った。
その時、ツバキさんが帰ってきた。
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