第30話

「何か食べたい物はありますか?姫」


 そう聞かれると結構、難しいな……。

 色々ありすぎて迷ってしまう。


「そうですね……。カルナさんは何かありましたか?食べたい物」

 

 と問いかけると、カルナさんは「僕は姫が食べたい物を、一緒に食べたいです」と言ってくれる。


「わたしに、合わせてくれるのですか?」


「はい。なので何でも遠慮なく仰ってください」


 カルナさんはわたしの方に視線を向けながら、そう言ってくれた。


「……ありがとうございます」


 カルナさんは優しい人だな……。


「あの、カルナさん」


「はい」


「あの、サンドイッチとスイートポテトを食べたいのですけど……」


 色々ある中でも、やっぱりり気になっていたサンドイッチとスイートポテトに、目が行ってしまうわたしであった。

 

「決まりましたか。 では、サンドイッチとスイートポテトを食べましょうか」


「は、はい」


 美味しそうなサンドイッチの中身は、何だろうな……。スイートポテトは、とても美味しそうだった。

 わたしはスイートポテトが小さい頃から大好きで、昔からよくおやつなどに食べていた。

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