第31話

「―――もう、さわらせちゃだめだよ」


真っ赤になって、ルイを見上げている私の額に、キスを落とした。






その日の帰り道、ルイはヒカルにヤキモチをやいているのか。



私に念入りに言ってきた。



「もう下足場で待たないで」

「ヒカルと会わないように」




ヤキモチをやいてくれているルイに嬉しくて、私は何度も「分かった」と頷く。





ルイにデレデレな私は、ルイに「手を繋いでもいい?」って聞いた。



「当たり前だよ」と優しく笑ってくれたルイは、本当に当たり前のように手を繋いできて。

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