第27話
「流歌、何やってんだよ。帰ろう。」
優しく手を差し伸べてくる正樹さんの手を振り払うと流歌は
「浮気したくせに!私だって浮気してやるんだから。」
と言いながら、隣にいた男の人の腕に抱きついた。
ああ、ダイナマイトおっぱいが男の人の腕にくっついて、にやにやしておる。
「誤解だって、言ったでしょ、流歌。ほら、ほかの男に抱きつくのはやめて。俺やきもち焼きそうだから。」
そういうと、素直に抱き着くのをやめた流歌をかわいいなあと思いながら見ていた。(もちろんダイナマイトおっぱいの感触を強制終了させられた男の人はがっかりしていた。)
正樹さんを睨む流歌を見ながら正樹さんは話しだした。
「本当に誤解なんだって。うーん、当日まで言いたくなかったんだけどな・・・流歌、明日誕生日だから。プレゼント買おうと思ったんだけど、俺センスないからさ。妹に選ぶの手伝ってもらってたんだよ。」
そういいながら恥ずかしそうに正樹さんは笑った。
確かに正樹さんは優しいけどセンスがないのは私にもわかった。
なぜなら今日着ているTシャツ・・・
アメリカの国旗の上にI’m a japanese womanって書いてある・・・・
ダサすぎる・・・
とゆうか何がしたかったんだろう・・・意味が分からん。
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