第26話
軽く自己紹介をすると、男女がペアになって隣の人同士で会話を始めた。
私は名前覚えるの苦手なんだよなあ・・・
と思っていると、「沙妃ちゃんって高校生なんだよね?」
と隣に座っていた人に言われた。
「はい」
と答えると
「なんか、ほかの3人とは雰囲気違うね。清楚って感じ。」
相当メイクを濃くしているはずなのに清楚といわれるとは思っていなくてびっくりした。
「いや・・・そんなことないですよ。」
「カワイイなぁ~。沙妃ちゃん彼氏いないの?」
いたらこんな場所来ないだろ・・と思ったけど隣の席で男の人とイチャイチャしている親友は彼氏持ちだったな。と思い出した。
「彼氏いないです。」
早く帰りたいなあ・・・と思っていると
「流歌!!!」と声がした。
声がしたほうを見ると、正樹さんが息を切らしながら立っていた。
きっと流歌が「私だって浮気してやる!」とでも書いたメールを正樹さんに送り付けたんだろうなあと思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます