噂の図書館

第5話

「結ちゃん。はい!誕生日プレゼントとして受け取ってくれる?」




今朝、お母さんから渡されたのは長方形の包装された箱。



箱の中身は綺麗なカタチをしたネックレス。



流れ星のようなデザイン。




「わあ!可愛い!ほんとにもらっていいの?」




お母さんは微笑む。




「当たり前でしょ?あなたのものよ」




お母さんは私の首にさげた。




「結ちゃん。これは肌身離さず着けるのよ」



「どうして?」



「んー、お守りみたいなものかな?きっとこのネックレスは結ちゃんを守ってくれるはずよ」




そんな魔法みたいな話…………とは思ったけど、信じてみたいと思った。




「うん。ありがとう!」





しかし、私はまだ知らない。



ネックレスの威力を。



ネックレスに護られる私を。

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