第5話
へ?寂しいの?
慶太くん、私に会えなくて寂しいの?
少しだけ期待してもいい?
「慶太くん。明日、卒業式の後……時間とれるかなっ!?」
「明日?今じゃダメなの?」
「……うん。明日がいい。明日じゃなきゃダメなの………」
慶太くんは何だか不思議そうだった。
「……よくわかんないけどいいよ」
「ありがとう」
「じゃ、卒業式が終わったら裏庭で待ってるよ」
爽やかな笑顔で慶太くんは去っていく。
よかった。約束できた。
ついでに慶太くんと話せた。
この時の私は幸せ絶頂だった。
明日、私がどんな運命に辿るのかわかっていなかったから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます