彼に似てる…

第5話

私の変わらない日常は始まった。



夫を見送りパンをくわえながら洗濯を干す。


テレビのプチ占いをみて一喜一憂をする。


身支度をととのえたら黒のパンプスを履いて出社する。



今日から1週間の占いは…


『懐かしい人に出会う』だった。


懐かしい人………誰だろう。



そんなことを頭の隅で考えながら、家を出た。




乗り込む電車はいつもよりやたら空いていた。


すんなり椅子に座ることができた。



そんな私は日々の疲れと夫のストレスでうたた寝をしてしまった。


降りる駅でギリギリに起きて。

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