第7話

なにやら小夜子さんに“現在の事情”ってやつを話したらしい。

そしたら小夜子さんが「女の子1人は危ない」「うちに来たら?」「2ヶ月なんてあっという間だし」と言ってくれたらしく。



私は大丈夫と言ったのに、

「じゃあ家の鍵没収するわよ、入れないわよ」とお母さんに脅迫され、私はいつのまにか『城崎家』に2ヶ月居候する事になった。





はあ....と大きなため息をつく。


つーか暑い。


まだまだ残暑が残る九月半ば。



私はお尻を付けないでその場に座り込み、『KINOSAKI』の誰かが帰ってくるのを待った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る